時には「ほどほど」も大切
2015 年 9 月 16 日 水曜日虻蜂取らず・二兎を追う者は一兎も得ず
欲張りすぎるとだめだぞ!ということわざもいくつかあるのですから、欲張りすぎると何かを失ったり、得られるはずのものも失う恐れがあるというのは、いつの時代も同じなのでしょう。
沖縄の教訓茶碗は、それが目に見えてわかるからおもしろいです。
沖縄のお土産物屋さんでもたまに売っていますが、真ん中からシーサーが顔を出している普通の茶碗に見えるこの茶碗。八分目より少なく水を入れていれば何の問題もないのですが…
欲張ってたっぷり水をいれてしまうと、どんどん下からこぼれていってしまう!?
サイフォンの原理で、茶碗の真ん中に水が流れる管が曲がった状態で入っていて、管の曲がるところを超えない限りは大丈夫ですが、それを超えると大気圧の影響で水が押し出されていってしまう仕組みだそうです。(水洗トイレもこの仕組だとか)
200年以上前から石垣島で伝わっているというこの茶碗。何事もほどほどに。欲張るとだめだぞ〜と教えるのにいいかもしれませんね。
(文=M.M)