新聞ネタ

漱石の頭の中をのぞき見

2013 年 8 月 30 日 金曜日

「文豪の脳内美術館を再現」
朝の通勤電車の中でこのタイトルを見て思わず隣のおじさんの新聞をのぞき込んでしまいました。
夏目漱石が小説や書簡などで触れた絵や、親交のあった画家達の作品を集め、できうる限り漱石の脳内を再現しようと試みた美術館の記事でした。人の家におよばれして、その人の本棚を見たときに感じる、その人の頭の中をのぞき見したようなあの感覚・・・これは私だけですかね?

絵の作者や時代、形態ごとにカテゴライズされた展示を見ることが多かったのですが、作者ではなくそれを見た人の視点の企画に、漱石ファンでも美術ファンでもないけど興味をそそられました。新しい切り口。
さらに今まで読者の読者の想像の世界にしか存在しなかった絵が今回の展覧会のために新しく制作されたようです。
『三四郎』のなかで原口という画家がヒロイン美禰子をモデルに描く作中画<森の女>。私の頭の中の美禰子とあっているのか・・・?ぜひ行って確かめたい。

私の脳内美術館を開催するとなったら、展示する人はそれはそれは大変だと思います。あまりに煩雑で。

【後日談 | 行ってきました!】
美禰子は私の想像とは違いましたが、ある意味「魔性の女」の雰囲気を漂わせていました・・・
(文=A.N)

中日新聞「文豪の脳内美術館を再現」より

大名古屋ビルヂング

2012 年 12 月 20 日 木曜日

名古屋駅に行ったことがある人なら誰でも目にしただろう
「大名古屋ビルヂング」

大名古屋ビルヂング

この9月末で建て替えのため閉館。

個人的には大変お世話になった思い出深いビル。習い事、病院、
コンビニ、金券ショップ、ランチ、そしてトイレまで・・・
少し寂しい思いである。
トイレに至っては友人に遭遇することも何度かあり、
ランチでも偶然友人と隣り合わせの席になったこともあった。
「ビルヂング」の「ヂ」が古めかしい印象を与えるが、
意外と館内やトイレはキレイに改装されている。
ビル内での60代と思われるマダムの
ビル建て替えについての会話。

「まだ新しいのにもったいないわね~」

え!新しい??ちなみに1965年(昭和40年)完成ですが、
それって新しいものかしら・・・と思ってしまった。
マダムにとっては、建設中もご存知だったことでしょう、
私にとっては子供も頃からあるレトロなビル。
人それぞれ印象は違っても
親しんだビルとの別れは名残惜しいもの。

新しいビルの完成予定は2015年秋。
新しいビルでも新たな思い出を作りたいな~と今から楽しみだ。

(文=A.O)

続、うどん県

2012 年 2 月 25 日 土曜日

香川県のあたらしいキャッチフレーズ

香川県のあたらしいキャッチフレーズ


昨年10月にうどん県発足の際に、
一度この1000nenshamonthlyにとりあげさせていただきましたが
今回はその続編。
年末は、うどん県に年賀状を出そうという企画で盛り上がり、
年明けてどうかなぁと思っていたところ
「うどん県。それだけじゃない香川県」プロジェクトの記事。

遅ればせながら今年初めに、
有川浩さんの『県庁おもてなし課』という本を読んだことも
重なって四国の魅力にすっかりとりつかれてしまった私。
有川さんの舞台は四国でも高知県のお話なのですが、
自分たちの強み、弱みをきちんと分析し
より効果的にアピールする、そしてそのアピールが
ひとりよがりではなく、おもてなしの心があるか。
広告人としてとても勉強させていただいています。

私の住む愛知県のホームページどうなってるかな。
自社のホームページには見に来てくださった方に対して
おもてなしができているのかな。
この記事を読んで下さった方にはもうジャッジされていると
思いますが香川県ののように次々にトライしていきたいと
思いました。

2/20 日経MJ「うどん県」企画 歯ごたえあり より

高額ノートにブームの兆し!?

2012 年 1 月 30 日 月曜日

国産高額ノート

国産高額ノート


文具紙製品メーカーが紙質や好素材の表紙にこだわった
高額ノートを相次いで発売しているのをご存じでしょうか?
ノートというと100円前後で変えるのが通常かと思うが、
書き心地の良さや万年筆を使う人などの心をつかみ、
今や千円以上もするノートが売れ行きを伸ばしているそうだ。

そんな私も高額ノートの愛好者の一人。
きっかけは大学時代の友人の一言だった。
当時、アイデア用のノートに適当なものを使っていた私は
その友人に何故そんなにいいノートに書き込むのか
訪ねたことがある。すると彼女は、
「いいノートを使いなさい。そうするとそのノートを
すごく大切に使うし、そしたらきっと素敵なアイデアが
出てくるよって尊敬している人に教わった」と言う。
なるほど、確かに…とちょっと感動したので、
少しいいノートを買ってみるにいたったわけです。
(でも、もったいなくてイマイチ使いこなせていない)

安いノートでも手軽で使いやすいけど、あなたも一つ、
ちょっと高級なノートを持ってみてはいかが?
素敵なアイデアが閃くかもしれませんよ。

1/12 中日新聞「書き味魅力 高額ノート」より

お酒とスイーツ

2011 年 12 月 20 日 火曜日

お酒とスイーツ ※画像はイメージです。

お酒とスイーツ ※画像はイメージです。

お酒を飲む時に何を食べますか?
チーズ、ナッツ、ジャーキー、漬物、枝豆、スルメ…いろいろありますよね。なにも食べずにお酒だけを楽しむ人もいるでしょう。

私が好きなおつまみははチョコレートです。板チョコでもなんでも良いですが、一番はガトーショコラ。そして、おともはビール。ほぼ毎回この組合せをしているので、周りの友人たちは慣れていますが、初対面の人にはだいたいビックリされます。
共感してくれる人は今のところ一人だけ。
でも、両方とも大好きなので私の中では当然の組合せでした。

そんな中、とてもステキナ記事を見つけました。
秋頃に東京でスイーツバーが開店したそうです。

  • チカリシャスニューヨークアマリージュ(渋谷区)
  • アルデイラスイーツ(渋谷区)
  • ヒガシヤギンザ(中央区)
  • お酒とともに前菜からメインへと続くデザートコースをカウンターでいただく。
    すばらしい!

    いろんなお酒の種類がそろっていて、さらにちゃんとしたデザートが食べられるお店は以外と少ない。バーなんてほとんどありません。それがいつも悩みでした…
    私のように、お酒も甘いものも好きな女性は多いと思います。今までこういったお店がなかったのが不思議なくらい。一日のイヤな事をお酒を飲んで忘れ、甘いもので疲れをとる。一石二鳥で楽しめる新業態のお店はこれからも増えていきそうですね。

    いや、増えてほしいです。
    (文=K.K)

    11/23 日経MJ「お酒+スイーツ 甘い夜に酔う」より

    『舞妓はん』にオレはなる!

    2011 年 12 月 20 日 火曜日

    舞妓さんイメージ

    舞妓さんイメージ

    京都・嵐山に「舞妓」に変身させてくれる店がある。
    本格舞妓体験処「STUDIO心」
    男性客は5%程度。カップルで来店し、彼女と一緒に体験する男性もいれば、女装が趣味の男性客もいるらしい…
    マツコ・デラックスに代表されるように、TVやメディアでも女装家というカテゴリーが確率(?)されている時代。そもそも潜在的に女装好きの男性がいても不思議ではない。
    このサービスの料金は17,500円。

    舞妓メークと着物の着付け、人力車30分貸し切り、スタジオ写真4枚のオリジナルアルバム付きのコースで、「心の人力車プラン」という。

    女性の気持ちがわからない独身男性。女性の部下を持つ上司。奥さんが怖い旦那さま…
    舞妓さんになって、女性の気持ちがわかる男になってみませんか!?
    (文=K.F)

    asahi.com(朝日新聞)【嵐山で舞妓に変身!】立派な「おなご」どすえより

    自分たちの結婚が新聞の一面に?!

    2011 年 11 月 25 日 金曜日

     新聞の一面に自分の事が取り上げられるなんて、悪い事をしない限り一生ないものだと決め付けていました。まして結婚式が記事になるなんて、有名人だけだと思ってる人がほとんどじゃないでしょうか?そんな庶民の思い込みを打破してくれたのは、中国新聞の「結婚新聞サービス」。一般新聞版とスポーツ新聞版が選べて、結婚する二人のオリジナル新聞をプロのライターとデザイナーが作り上げてくれる。

     披露宴までの待ち時間、ゲストを退屈させません。来れなかった方へ送ってもいいし、披露宴でも二次会でも後日まで話題が絶えない演出になります。主役の二人にとっても一生残る記念品となる事でしょう。料金には中国新聞の3ヶ月のお試し購読料も含まれており、宣伝もバッチリ。

     この記事を見つけて、これは企画自体が一気に全国に口コミで広まりそうだと感じました。隙間時間全てをスマフォに持っていかれそうな現状、紙でもアイデア次第でまだまだ十分必要性があると思わせてくれました。
    (文=T.N)
    kekkonshinbun

    9/30 中国新聞 広告面より

    冥土の土産に妖怪のいる旅館はいかが?

    2011 年 11 月 25 日 金曜日

     先日、漫画家の水木しげる氏が東京都名誉都民になったというニュースがありました。
    水木氏といえば「ゲゲゲの鬼太郎」ですが、出身地の島根県にある水木しげるロードはファンならずともよく知られている観光地です。その水木しげるロードに簡単にアクセスできる旅館で湯快リゾートが運営する皆生温泉「かいけ彩朝楽」が観光客の宿泊増を狙って「ゲゲゲの鬼太郎ルーム」を2部屋オープンしたと新聞にあった。妖怪達と遊んで「冥土の土産」の先取りということか?

     部屋は「お化けの学校編」と「妖怪たちの決戦編」の2種類で水木ファン、妖怪ファン、鬼太郎ファンにとっては一度は宿泊してみたい「湯怪な部屋」になっているようなのだが、すでに来年二月まで予約でうまっているという人気ぶり。どちらの部屋も巨大な下駄をテーブルにみたてている。また、来年三月中にはさらに2部屋を改装する予定で「ねこ娘部屋でわいわいお泊り編」と「目玉おやじ主催!妖怪大宴会編」をテーマに新しい鬼太郎ルームのアイデアも募集している。自分の考えた部屋に泊まるなんてことになればより楽しい旅行になるかもしれません。

     私ならコンパニオンにねこ娘のコスプレをさせて、ドンチャン騒ぎとか…くだらねぇorz
    (文=T.Y)

    妖怪達の決戦篇(イメージ)

    妖怪達の決戦篇(イメージ)

    10/17 日経MJ「妖怪に会える宿」より

    年賀状はメール? 既製品? 手書き? パソコンでプリントアウト?それとも…

    2011 年 10 月 3 日 月曜日

     年末の恒例行事のひとつ、年賀状の準備。楽しくもあり、時間と手間を必要とする年末最後の大仕事だ。年賀状には思い出が沢山ある。その中でも「プリントゴッコ」は楽しい思い出である。その家庭用簡易印刷機「プリントゴッコ」が来年で事業を終了する。

    初代プリントゴッコ

    初代プリントゴッコ


     昔はたいていどこの家庭にも1台あったのではないだろうか。気に入ったデザインや、自分の描いたイラストをつかい自宅でオリジナル年賀状が印刷できる。床に印刷した年賀状を敷き詰めて乾かせていたため、家族は移動するたびにその隙間をぬって歩いた。隣のインクと混ざったり、薄くなったり濃くなったり、版画のような風合いは味があって素敵だった。

     そういえば、近年届く年賀状で「プリントゴッコ」で作られたと思われるものが無い。年賀状をメールで済ませてしまう人も多い。「プリントゴッコ」を知らない世代も増えてきた。知っている世代にも忘れられているかもしれない。ひょっとしたら販売終了にも気づかれないかもしれない。だとすると、なんとも寂しい最期である。

     来年用の年賀状は久しぶりに「プリントゴッコ」を使い、最後に一花咲かせてあげようかと思う。

    9/21 中日新聞「プリントゴッコ事業終了」より

    名古屋の見どころをコスプレで紹介?

    2011 年 10 月 3 日 月曜日

    メイドは男の浪漫である。誰がなんと言ってもそうなのだから仕方がない。メイド喫茶、メイドしゃぶしゃぶ、最近ではメイド耳掻きなんて店もあるらしい…そんなメイドが弊社近くの「文化のみち二葉館」で撮影していたそうだ。

    メイド姿の加藤乃依さん

    メイド姿の加藤乃依さん


    「二葉館」は日本の女優第一号、川上貞奴が住んでいた館で隠れた名所である。なぜ、そのような場所でコスプレメイドが撮影をしていたかというと、名古屋のコスプレアイドルを中心としたグループが名古屋の観光産業活性化のために立ち上げたサイト「名古屋の見どころがこんなにあるわけがない。」で紹介するためである。すでに市政資料館や納屋橋などの隠れ名所でさまざまなコスプレをして撮影をしているようだ。

    名古屋は何故かコスプレと関係が深い。世界コスプレサミットなるイベントも毎年開催されている。最近の販促活動の流行に萌え文化やオタク文化を取り入れたものがある。今回の「名古屋の見どころがこんなにあるわけがない。」も、そういった風潮に乗った部分がある。ホームページのタイトルを人気ライトノベルのタイトルをもじったことでその辺りのファン層からのアクセスもある程度は期待できると予想できる。しかし実際の誘客となると、また別のアプローチが必要となると思われる。その辺りは写真展などの企画をしているようであるがはたして…

    この誘客できるかどうかで彼らが単なるボランティアで終るか、新たなムーブメントとなるかの分かれ目な気がします。萌え・オタク文化というサブカルチャーを取り入れた集客活動として少し注目していきたいと思う。
    (けっしてコスプレ写真目当てではありません!)
    (文=T.Y)

    8/30 中日新聞「コスプレで名古屋案内」より