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「1つだけチョコの香りがするよ!」甘い香りが情報拡散

2015 年 7 月 8 日 水曜日

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出典:販促会議

「ロッテTOPPOオリジナル中島健人QUOカードが当たる」キャンペーンの告知ポスターがSNSや口コミなどで話題になっていました。ロッテの広報によると、ちょっと変わったポスターの提出することでターゲットである女子高生の会話やSNS上で話題になる展開を狙ったとのこと。まさに狙い通りの販促ツールとなりました。

私がこのキャンペーンが気になった理由。
「1つだけチョコの香りがするよ!」と言うSexy Zone中島健人のポスターをくんかくんか匂い嗅いでる女子高生萌えっ!

ではなくて……

まず、ポスター掲出のスタートが名古屋からだったこと。いまだに名古屋とばしも多く、保守的な人が多い名古屋からこの遊び心あふれる販促をスタートさせるという大冒険!

そこにシビれる あこがれるゥ!

名古屋人として注目せざるを得ません。

そしてなによりこのキャンペーンの手法がおもしろい。
話題をつくる、情報を拡散するという目的を達成するために、SNSにつなげやすいWEBやサイネージというデジタルではなく匂いつきポスターという以前からある手法を用いたことが逆に新鮮。

更に連貼りされているポスターの中でチョコの匂いがするのは1枚だけにして、匂いを嗅ぐという行動をさせることでキャンペーンをより印象づけ、twitterやInstagramなどのSNSで話題になるという目的を達成している。販促やキャンペーンの成功は仕掛け方次第という良い例だと思います。

↓以下、Twitterでの反応の一部。

余談ですがこのポスター、私も名古屋駅で実際に見ました。残念ながら群がって、くんかくんか匂い嗅いでいたのは女子高生ではなく、小学生でしたが……(´・ω・`)

ちなみにチョコの匂いがしたのは、左から3番目でした。

(文=T.Y)

戦う名古屋名物

2013 年 11 月 29 日 金曜日

ひと昔前、「ご当地ヒーロー」という言葉が流行っていました。
地域活性化の為に市や町が、独自のヒーローを作る。

今は、くまモンふなっしーを始め「ゆるキャラ」ブームの時代です。こちらも、その地域の特産物などをPRするために日々活動しています。
最近では、「ゆるキャラグランプリ」まで開催され、今年は栃木県佐野市のゆるキャラ「さのまる」がグランプリを受賞しました。

こういった地域活性化を目的とした活動は各地で行われているように思います。しかし、全国レベルの「人気者」になるにはなかなか険しい道のりです。

ここ名古屋でも、地元密着型のヒーローがいます。

黄金鯱伝説グランスピアー

「黄金鯱伝説グランスピアー」
毎週土曜日10:55に東海テレビで放送中です。

金の鯱がモチーフになっていて名古屋城を彷彿とさせるデザインです。
正義の味方は悪と戦う特撮物語。
設定はベタですが、観光地や名古屋市民なら分かる場所などでの戦闘シーン。地元民は「あー、わかる」「ここは○○○か」と思わず感じてしまいます。

「地元をPRする」というよりは「地元民が楽しむ」作りになっていますが、名古屋の新しい広告塔としての活躍を密かに期待しています。

何よりキャッチコピーが好きです。
「悪と戦う名古屋名物、登場!」

(文=T.O)

大名古屋ビルヂング

2012 年 12 月 20 日 木曜日

名古屋駅に行ったことがある人なら誰でも目にしただろう
「大名古屋ビルヂング」

大名古屋ビルヂング

この9月末で建て替えのため閉館。

個人的には大変お世話になった思い出深いビル。習い事、病院、
コンビニ、金券ショップ、ランチ、そしてトイレまで・・・
少し寂しい思いである。
トイレに至っては友人に遭遇することも何度かあり、
ランチでも偶然友人と隣り合わせの席になったこともあった。
「ビルヂング」の「ヂ」が古めかしい印象を与えるが、
意外と館内やトイレはキレイに改装されている。
ビル内での60代と思われるマダムの
ビル建て替えについての会話。

「まだ新しいのにもったいないわね~」

え!新しい??ちなみに1965年(昭和40年)完成ですが、
それって新しいものかしら・・・と思ってしまった。
マダムにとっては、建設中もご存知だったことでしょう、
私にとっては子供も頃からあるレトロなビル。
人それぞれ印象は違っても
親しんだビルとの別れは名残惜しいもの。

新しいビルの完成予定は2015年秋。
新しいビルでも新たな思い出を作りたいな~と今から楽しみだ。

(文=A.O)

地域のために稼げ!?ご当地ヒーロー!!

2011 年 12 月 20 日 火曜日

ローカルヒーロ(イメージ)

ローカルヒーロ(イメージ)

ヒーローと言ったら?
「仮面ライダー」「スーパー戦隊」「ウルトラマン」
男なら一つぐらいはお気に入りのヒーローがいるはず。
しかし、今回取り上げたいのはそんな全国規模で活躍するメジャーヒーローではなく一部地域のみのために戦うご当地ヒーローと言われる「ローカルヒーロー」。この「ローカルヒーロー」、「ご当地グルメ(B級グルメ)」と並び地域活性化になくてはならない存在になっている。そのため各地で様々なヒーローが誕生しているようだ。

今、もっとも知名度があるのは、沖縄の平和を守る
「琉神マブヤー」だろうか…? 
それとも秋田の「超神ネイガー」

琉神マブヤー&超神ネイガー

琉神マブヤー&超神ネイガー


どちらもメジャーヒーローと比べても遜色ないクオリティだ。
いや驚くのは、そんな所ではない。この「超神ネイガー」、登場以来の経済効果はそれぞれ100億円以上
「琉神マブヤー」にいたっては200億円とも300億円とも言われている。あなどりがたしローカルヒーロー…。

 当たれば絶大な経済効果が得られるご当地ヒーロー。
確かに経済効果はすごいと思う。しかし、個人的には「みんなが楽しめたからそれでいい」というような感覚が特にこういった「ローカルヒーロー」のようなものにはあってほしいと思う。何でもかんでも経済効果といったものさしをあてることよりも今の時代には大切な気がするし、それこそ真の地域活性につながると思う。

 そういえば、我が名古屋のローカルヒーロー、「超天ダガヤー」はまだ活動しているのだろうか…

名古屋の子供達のためにも、もうちょっと頑張ってくれてもいいと思うぞ。
(文=T.Y)

11/20 yahooニュース 「当たれば100億円以上の経済効果も 異色の「ご当地ヒーロー」、各地で奮闘中」より

名古屋の見どころをコスプレで紹介?

2011 年 10 月 3 日 月曜日

メイドは男の浪漫である。誰がなんと言ってもそうなのだから仕方がない。メイド喫茶、メイドしゃぶしゃぶ、最近ではメイド耳掻きなんて店もあるらしい…そんなメイドが弊社近くの「文化のみち二葉館」で撮影していたそうだ。

メイド姿の加藤乃依さん

メイド姿の加藤乃依さん


「二葉館」は日本の女優第一号、川上貞奴が住んでいた館で隠れた名所である。なぜ、そのような場所でコスプレメイドが撮影をしていたかというと、名古屋のコスプレアイドルを中心としたグループが名古屋の観光産業活性化のために立ち上げたサイト「名古屋の見どころがこんなにあるわけがない。」で紹介するためである。すでに市政資料館や納屋橋などの隠れ名所でさまざまなコスプレをして撮影をしているようだ。

名古屋は何故かコスプレと関係が深い。世界コスプレサミットなるイベントも毎年開催されている。最近の販促活動の流行に萌え文化やオタク文化を取り入れたものがある。今回の「名古屋の見どころがこんなにあるわけがない。」も、そういった風潮に乗った部分がある。ホームページのタイトルを人気ライトノベルのタイトルをもじったことでその辺りのファン層からのアクセスもある程度は期待できると予想できる。しかし実際の誘客となると、また別のアプローチが必要となると思われる。その辺りは写真展などの企画をしているようであるがはたして…

この誘客できるかどうかで彼らが単なるボランティアで終るか、新たなムーブメントとなるかの分かれ目な気がします。萌え・オタク文化というサブカルチャーを取り入れた集客活動として少し注目していきたいと思う。
(けっしてコスプレ写真目当てではありません!)
(文=T.Y)

8/30 中日新聞「コスプレで名古屋案内」より

逆転の発想

2011 年 6 月 3 日 金曜日

フリクションボール

フリクションボール


 消せるボールペンとして多くのビジネスマンから支持を得ているPILOTの「フリクションボール」。かくいう私も愛用者の一人。

しかし、消せれることは知っていてもその消した文字が復活することは多くの人が知らない。(温度変化により色が変わるインクのため普段は摩擦熱によって色を消すが、-10℃から筆跡が戻る)このボールペンの逆の使い方について考えた記事(2011.4 販促会議)を目にしました。

 名古屋の大学院生3人が考えたその企画は…

世界一冷たい手紙

世界一冷たい手紙


消えている文字を冷やすと文字が浮き出てくるから、ラブレターの差出人の名前を消しておき誰からの手紙かわからないようにするという。誰からだろうとドキドキする。ドキドキしながら冷やしたら、「あっ、あの子から!!」となる。隠されていると見たくなり、じらされるとドキドキする。手紙は冷たいけれど私はヒートアップ!!ふふふ…なるほど。

 この使い方、1つだけ要注意。
フリクションボールで消せるからといって、何度も何度も書き直したことも冷やされたら全部バレてしまいます。

ひめキュンフルーツ缶がおさかなラララ

2011 年 5 月 19 日 木曜日

 タイトルに関してさっぱり意味が判らないとお思いのあなた。私もこんな意味不明な言葉を打ち込んだのは初めてかもしれません。

ひめキュンフルーツ缶

ひめキュンフルーツ缶

 これは何のことか説明しますと、若年層の魚食離れ対策として愛媛県が「えひめのおさかな広め隊」として起用したのが「ひめキュンフルーツ缶」というローカルアイドルで、そのキャンペーンソングが「おさかなラララ」ということである。ここ数年、行政や地方自治体のキャンペーンにアニメキャラやアイドルといった、いわゆる「萌え文化」を取り入れたものが増えている。若年層に限ったものではないが、訴えたい年代が好きそうなジャンルを広告やキャンペーンに用いるのは王道である。今回の愛媛県のキャンペーンは、そこに地域密着のローカルアイドルを起用したところに注目したい。

 ローカルアイドルを起用する利点はギャラが安くすむなどいろいろとあるが、何よりも地元の人達の応援が得やすい。全国的に有名なメジャーアイドルの場合、ファンも多いが同じだけアンチも多い。一方、ローカルアイドルの場合、地元で頑張っているあの娘がPRするキャンペーンなら応援しようかと高校野球的な心理が働く。

 元々、ローカルアイドルと地方のキャンペーンは相性がいい。古くから特産品などの販促キャンペーンの常套手段に「ミス〇〇」をキャンペーンに使用するというものがある。この「ミス〇〇」の進化形が地域密着型ローカルアイドルの一部にあたるからだ。平成不況以降に発達したデフレカルチャーの一つであるローカルアイドルは、今や全国各地に多数存在する。その発足の経緯は販促キャンペーンなど様々であるが、その根底にあるのは地元活性化である。各地方で、それぞれで盛り上げていけば、ひいては日本全体が元気になる。そういった意味でもローカルアイドルの皆さんには頑張ってもらいたいと思う。

 そう言えば、我が名古屋が誇る「おもてなし武将隊」。あれはローカルアイドルにカテゴライズされるのだろうか?個人的には色んな意味でそうじゃないと思いたい…。
(文=T.Y)