ワタナベだらけの神経衰弱『渡る世間はナベばかり』

2016 年 2 月 26 日

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出典:画像は、まこ(@macogame)さんのTwitter

「佐藤」、「鈴木」、「田中」などの苗字の方は日本の苗字ランキングトップ10に入るほどで、同姓同名の方も多くいらっしゃるようです。その中でも「渡辺」は「渡ナベ」の「ナベ」の漢字が数種類と多くあるようです。

そんな「渡ナベ」の漢字の種類の多さを神経衰弱風として採用したゲームがあります。
その名も『渡る世間はナベばかり』です。このゲームを考えたのはTCG『金色のガッシュベル!!
THE CARD BATTLE』をはじめ、さまざまな作品を手掛けるゲームデザイナーの中村誠さんです。

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出典:画像は、まこ(@macogame)さんのTwitter

ゲームのルールは簡単で、チップの「渡」と書かれた方の面を上に向けてランダムに並べて、
順番に2枚ずつチップを裏返します。ひっくり返したチップが同じ漢字の「ナベ」であれば、
成功でひっくり返した人が回収し、次の人の順番へ進めます。そして最終的に最も多いチップを
手にした人が勝者となります。

中身は神経衰弱で単純なゲームではありますが「ナベ」という苗字で使われる漢字の違いは
若干しか無いため、それなりに根気が必要なゲームとはなっているのではないでしょうか。

単純だけど奥が深く、それでいて苗字の「ワタナベ」のみを使った神経衰弱はバラエティに
飛んでだ遊び心いっぱいで、やってみると思ったよりも楽しいゲームなのではないでしょうか。

こういった意外なところからのゲームの発想で人を楽しませるエンターテイメントな作品も
また、考えていくことができたらと思っています。常日頃から色々なことにアンテナを伸ばし、
新たな”遊び”もクリエイトしていきたいものです。

(文=R.E)

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